@article{oai:wakhok.repo.nii.ac.jp:00000314, author = {張江, 洋直 and ハリエ, ヒロナオ and Harie, Hironao}, month = {Jun}, note = {P, 本稿の主題は、「経験のストックとは何か」という問いとして呈示することができる。つまり、<経験のストック>をめぐり、生(Leben)への態度性という問題系が浮上してくるのである。結論を述べれば、<経験のストック>とは、<機能する私>に存在論的な先行性を有する<体験の地平機能>としてすでにつねにはたらいている。いい換えると、それは、<私>の世界経験の可能性の条件として考えることができるのであり、これが本稿の論点の中心である。だが、ここで<経験のストック>が生活史的状況における諸経験の可能的条件としてすでにつねにはたらいてあることだけを主張したいのではない。なぜなら、それは、生きられた「経験的作用の複定立的な総合のなかで構成されたもの」だからである。それゆえ、すでに構成されたものである<経験のストック>をその構成作用にまで遡及していく途が、いい換えると、<経験のストック>の発生論的な問いが問われているのである。}, pages = {141--148}, title = {超越的概念としての<経験のストック>}, volume = {13}, year = {1999} }