@article{oai:wakhok.repo.nii.ac.jp:00000415, author = {Shu, Gao}, issue = {17}, journal = {稚内北星学園大学紀要}, month = {Mar}, note = {この研究は、「ICT 教育及び研究シーズを活用した観光施設の多言語化の検討(黒木・佐賀, 2016)と連携した研究として、稚内のインバウンド観光における“おもてなし”のあり方を検討する。この研究は中国語圏の観光客に対象とし(台湾、香港、中国本土、その他)、稚内への観光動機を明確にすることを目的として、アンケート調査を行う。また、筆者も共同研究者として参画した「インバウンドを意識した観光施設づくり(黒木ほか, 2015)」の補足充実のため、ノシャップ水族館ガイドブックの中国版(繁体字と簡体字)を作成する。 アンケート調査にて、15 件の有効回答が得られた。その中、台湾は最も多く(46%)、香港は36%を占め、中国本土は18%であった。回答者の73%は20 代と40 代であり、稚内へ訪れる観光客はより若い年齢層であることが分かった。80%の回答者は稚内の自然風景を目的に訪れているため、以前の買い物とは異なる動機と分かった。交通手段については北海道までは飛行機が圧倒的に多く(90%)、特に新千歳空港を利用する回答が多かったが、帯広や旭川空港を利用する回答者も少なくはないため、今後、地方から稚内へのアクセス情報を整える必要性が重要であると考えられる。稚内での交通手段についてはレンタカーが最も多かった(60%)。その中、中国本土の免許証は日本では通用できないと思われていたが、過半数はレンタカーで移動するという回答から、今後における中国本土の観光客もレンタカーの利用需求が増えていくと考えられる。稚内の情報入手についてはインターネットから知ったという回答が最も多かったが(36%)、中国本土と台湾、香港とは異なると分かった。中国本土の観光客は、SNS やサイトの口コミなどといった旅行情報に関する専門性の低いメディアから稚内の情報を入手したという回答が多く、台湾や香港の観光客は旅行雑誌やガイドブックなどいった旅行専門雑誌などにより、またはHP(観光協会)というオフィシャルサイトから情報を入手する傾向が見られた。この結果から、地域外の観光客に対して妥当な専門メディアを用い、情報発信した方が効果的であると分かった。特に、中国本土にはSNS などやサイトの口コミによる宣伝、台湾や香港には旅行会社や旅行雑誌などによる宣伝を行うのが効果的と思われる。この研究を通じて、自然風景は稚内の最も人気の要因であり、それを踏まえ、今後は多様なツアーを開発し、地域にあった適切なメディアで宣伝を行うことにより、稚内のインバウンド観光の発展につながると考えられる。}, pages = {171--186}, title = {A consideration of the concept of “omotenashi”in regards to inbound tourism}, year = {2017} }