@article{oai:wakhok.repo.nii.ac.jp:00000473, author = {但田, 勝義}, issue = {22}, journal = {稚内北星学園大学紀要}, month = {Mar}, note = {2010年に続き、2019年国連子どもの権利委員会から「ストレスの多い学校環境(過度に競争的なシステムを含む)」が指摘され、子どもが勉強できないのは自己責任と感じざるを得ない環境にあることが勧告された。国際的に日本の教育が問われる中、人類を震撼させた新型コロナウィルス感染症のパンデミックは、日本の教育がかつて経験することがなかった全国一斉休校、子どもの命と学びを守る学校のあり方という衝撃的な課題を突きつけた。 新たな教育施策として、密にならないオンライン教育や全国学力・学習状況調査のCBT化が注目され、経済産業省が先行した「GIGAスクール」構想の前倒しとして端末の配布が実施されている。2021年公表された中教審答申では、「個別最適な学び」が孤立した学びにならないように「協働的な学び」との一体的なICTを活用した授業改善が強調された。学校は児童生徒や地域の実態に即した教育課程に基づき多様な子ども同士が学ぶ場であるが、学習指導要領改訂に伴う「主体的・対話的な深い学び」の具体化と併せて、新たな教育環境の中で授業改善を進めなければならない学校現場の混乱が懸念される。 本論文は、国際的に持続可能な開発目標達成を目指す時代の潮流の中、これからの日本の教育が抱える課題を考察する。具体的には、稚内市の中学生のオンライン教育に対する意識調査、浜頓別町の中学3年生対象に実施した希望者参加の学習支援(無料土曜塾)の実践から、貧困や不登校に悩む生徒の増加などストレスの多い学校環境の改善という日本の教育の国際的な課題を抱えながら、対面授業とハイブリット化しようとするオンライン授業の課題と可能性を考察する。}, pages = {7--28}, title = {オンラインによる学習支援の可能性 ~稚内市、浜頓別町における中学生の実態調査・学習支援から~}, year = {2021} }